ごめんね [彼女が残してくれたもの]
くだらない話です
去年は。
ポカリスエットが飲みたいとか。
タカノのケーキが食べたいとか。
あーーーー毎日、凍らせたお水と、保冷材と。
アセロラが飲みたいとか言って、アセロラ買って、水で薄めて飲んだよね。
あのときの看護士さん、元気かな。
病室に・・・ふらっと行きたい、でも。あたまおかしーんじゃないかと思われるな
っと、思って、行ってないよ、ちゃんと。
あたし、かーさんよりちゃんとしてるでしょ?
かーさんは、おじーちゃんがなくなってからも、おじーちゃんの病室に行ってたもんね。
あたし、かーさんより、ちゃんとしてるでしょ?
あのね。衣装合わせ、オネェ、兄貴と来てくれるみたいだよ。
おにぃ。あなたがいないから、淋しいんだと思うよ。
茨城アンコウツアーもするんだよ、あたしたち。かーさんがいないから。ちょとさびしい。
でも、あの兄貴はそんなこと言わないんだ。
強い子に育てたね。強いから、心配だよ。かーさん。
あなたの息子は、弱いんだよ。
強がってばかりいるから、私の取り付く島はないけどさ。
なんか。さびしいな。
RONさんとこに「去年の今日に戻りたい」ってコメしたけど
去年の今日じゃ遅いんだよね。
おととしの今日に戻れたら、彼女はまだ笑ってたかも。
な~んて。思っちゃうんだよねぇ。ま。仕方ない。
今日はアニに会うんだよ。私は。今日も、明日も、ちゃんと笑ってるよ。かーさん。