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アタシハツヨイカラダイジョウブ。 [ユキの生活]

どうしてこうやって育ったのか。

あたしはつよいからだいじょうぶ。

親に対しても、つきあってる人に対しても、友達にたいしても。

「あたしはつよいからだいじょうぶ」

って、笑う。

「ちゃんとしたらないちゃうから」

私はいつも笑ってるんだよ。

親に愛されていない、ってずっとずっと思っていたあたし。

ごくたまに

「ちちおやがいなくなってからずっとあたしと、おにーとあたしをそだててくれた」

それって大変なことだ。ってようやくようやくわかった数年前。

20歳なんてとうに過ぎた、数年前からやっと

「あたしのことあいしてくれてたのかも」

やっとやっとわかったときに

あのひとは、とおくに行ってしまった。

だから、あたしはいまだに不器用で

一緒に住んでくれているヒロにさえ素直になれず

あの人がいなくなったとき

ヒロの胸でなく、ゴマを抱きしめてないたんだ。

家の壁に何度も頭をぶつけて「どーして?どーして??」って

ゴンゴンゴンゴンぶつけたって、答えはでないし、ヒロは爆睡。

「お前みたいな状況で、女同士がなぐさめあうのって、おかしいよな

なぐさめあっても何もないのに」

そんなコトバが余計にヒロから遠ざけたんだ。

あたしは、いつも帰れば迎えに出てくるゴマを抱きしめて

バカみたいに泣いていた。

なんで?どうして?

頭を壁にぶつけたって、なにもなにも、なんにも変わらないのに。

あの時「私、泣いちゃうからあんまり話せませんーーー」って笑いながら休職願いを出したこととか。

なんでどうしてもっと早くに・・・

でもあの時は、まだ、あの人がずっと生きるような気がして居たんだよ。


あなたはダイジョウブですか?

私は、いいと思うんだよ。

泣き言いっていいと思うんだよ。

癌、癌、癌。また癌か・・・まるでのろわれているみたいに

周囲が癌に埋め尽くされて。

誰かが癌になった。

私は「あぁ、また癌か・・・」っと思う。

可能性があるとか、ないとか、でも家族は思うんだ。

「きっとよくなる」

私だって思っていた。

今日、友達に書いた手紙と同じコトをここに綴っているよ。

生きているうちは、まだ希望がある。無限にある。本当だよ。

何がどう起きるかわからないんだから。

笑顔ひとつで特効薬にだってなるんだ。これだけは、私信じてるよ。

 

だから。

大切な人を失ってしまったあなた。

ホントはあなたが心配なんだ。

あたしはへーき。って顔してさ。

私、誰のとこからあなたのとこに行ったのかも

ちゃんと、覚えてるよ。

ごめんね、ごめんね。自分のことだって、あなたが気づきませんように。

他人に対するメッセージだと思って、自分のことのように元気になれたらいいのにな。

 

あなたのブログ。

あの時と、あの時と。

胸がきゅぅぅぅぅぅっとなって。ほんとは何度も読み返した。

同情だと思われるのがイヤで友達申請もできずにいるんだよ。

大きなお世話なのだけど

「この子を守ってあげられたらいいのにな、笑わせてあげられたらいいのにな」

って。ただ、そう思っただけなんだけどね。

 

気づく?え?気づく?どうなんだろ。気づかれていやな気持ちになられたら、やだな。

気づいて、いやな気持ちだったら、ごめんね・・・・。

 

あの子が、とてもとても、しあわせになりますように。

 

明日、またここにきてくれるのかな?

おはよう。

 


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